'\" te .\" Copyright 1989 AT&T Copyright (c) 1996, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved .TH bdiff 1 "1992 年 9 月 14 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 bdiff \- 大規模ファイルの diff .SH 形式 .LP .nf \fBbdiff\fR \fIfilename1\fR \fIfilename2\fR [\fIn\fR] [\fB-s\fR] .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBbdiff\fR は \fBdiff\fR と同様の機能を持ち、\fIfilename1\fR と \fIfilename2\fR 引数で示した 2 つのファイルの相違箇所を見つけ出します。本コマンドは、\fBdiff\fR が処理可能な限度を超えた大きなファイルを比較するために提供されています。\fI\fRどちらかの引数にファイル名の代わりに \fB–\fR を指定すると、標準入力が比較対象となります。 .sp .LP \fBbdiff\fR は両ファイルの先頭にある共通部分を無視し、残りの部分を \fIn\fR 行ずつのセグメントに分割し、個々のセグメントを比較するために \fBdiff\fR を呼び出します。ファイル名以外の 2 つのオプションを両方とも指定する場合、前述の「形式」で示した順序で記述しなければなりません。 .sp .LP \fBbdiff\fR の出力は \fBdiff\fR の出力とまったく同じ形式です。行番号もファイルの分割を考慮して連続したものが割り当てられます。したがって出力リストは、ファイル全体が一度に比較されたかのように見えます。ただし分割により比較が行われているため、\fBbdiff\fR は、全体を一度に比較した場合に比べて、必ずしもファイルの微妙な差を探し出せるわけではないことに注意してください。 .SH オプション .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIn\fR\fR .ad .RS 6n .rt 分割の単位とする行数を指定します。デフォルトは 3500 です。\fI\fR3 番目の引数が記述されていてその値が数値の場合、自動的に行数指定と見なされます。\fI\fR本引数は、デフォルトの行数である 3500 行が \fBdiff\fR にとって多すぎて処理できない、といった場合に使用すると便利です。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-s\fR\fR .ad .RS 6n .rt サイレントオプション。\fBbdiff\fR が通常出力する診断メッセージを抑止します。ただし \fBbdiff\fR が呼び出す \fBdiff\fR からの診断メッセージは、本オプションが指定されていても出力されます。 .RE .SH 使用法 .sp .LP ファイルが 2 ギガバイト ( 2^31 バイト) 以上ある場合の \fBbdiff\fR の動作については、\fBlargefile\fR(5) を参照してください。 .SH ファイル .sp .LP \fB/tmp/bd\fI?????\fR\fR .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os _ CSI有効 .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBdiff\fR(1), \fBattributes\fR(5), \fBlargefile\fR(5) .SH 診断 .sp .LP 診断メッセージの意味については \fBhelp\fR を使用してください。