'\" te .\" Copyright (c) 2008, 2011, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. .\" Copyright 1989 AT&T .\" Portions Copyright (c) 1982-2007 AT&T Knowledge Ventures .TH break 1 "2008 年 4 月 8 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 break, continue \- while、for、foreach、until の各ループ制御から抜け出す、または続行するためのシェル組み込み関数 .SH 形式 .SS "\fBsh\fR" .LP .nf \fBbreak\fR [\fIn\fR] .fi .LP .nf \fBcontinue\fR [\fIn\fR] .fi .SS "\fBcsh\fR" .LP .nf \fBbreak\fR .fi .LP .nf \fBcontinue\fR .fi .SS "\fBksh88\fR" .LP .nf \fB*break\fR [\fIn\fR] .fi .LP .nf \fB*continue\fR [\fIn\fR] .fi .SS "\fBksh\fR" .LP .nf \fB+break\fR [\fIn\fR] .fi .LP .nf \fB+continue\fR [\fIn\fR] .fi .SH 機能説明 .SS "\fBsh\fR" .sp .LP \fBbreak\fR ユーティリティーは \fBfor\fR ループまたは \fBwhile\fR ループ中であれば、ループを終了します。\fIn\fR を指定すると、\fIn\fR レベル分ブレークします。 .sp .LP \fBcontinue\fR は \fBfor\fR ループまたは \fBwhile\fR ループの次の繰り返しを実行します。\fIn\fR を指定すると、\fIn\fR 番目のループから実行します。 .SS "\fBcsh\fR" .sp .LP \fBbreak\fR は \fBforeach\fR または \fBwhile\fR 内の最も内側にあるループの \fBend\fR の次から実行を再開します。現在の行の残りのコマンドが実行されます。これによって、複数レベルのブレークを \fBbreak\fR コマンドのリストとして 1 行にすべて書き込めます。 .sp .LP \fBcontinue\fR は \fBwhile\fR または \fBforeach\fR 内の最も内側にあるループの、次の繰り返しから実行します。 .SS "\fBksh88\fR" .sp .LP \fBbreak\fR は \fBfor\fR ループ、\fBwhile\fR ループ、\fBuntil\fR ループ、または \fBselect\fR ループがあれば終了します。\fIn\fR を指定すると、\fIn\fR レベル分だけループを終了します。\fB\fR処理に含まれるループ数より \fIn\fR が大きい場合には、もっとも外側のループで終了します。 .sp .LP \fBcontinue\fR は \fBfor\fR ループ、 \fBwhile\fR ループ、 \fBuntil\fR ループ、 または \fBselect\fR ループの次の繰り返しを実行します。\fIn\fR を指定すると、\fIn\fR 番目のループから実行します。処理に含まれるループ数より \fIn\fR が大きい場合には、最も外側のループが使用されます。 .sp .LP このマニュアルページでは、1 つまたは 2 つのアスタリスク (*) が先頭に付加されている \fBksh88\fR(1) コマンドは、次の方法で特殊な処理を受けます。 .RS +4 .TP 1. コマンドが完了しても、コマンドの直前の変数代入リストは依然として有効です。 .RE .RS +4 .TP 2. \fB入出力のリダイレクトは変数代入後に行われます。\fR .RE .RS +4 .TP 3. エラーが発生すると、それを含むスクリプトは中止されます。 .RE .RS +4 .TP 4. 変数代入形式で、\fB**\fR から始まるコマンドに続くワードは、変数代入と同一の規則で展開されます。つまり、チルド置換は \fB=\fR 符号の後に実行され、ワード分割とファイル名生成は実行されません。 .RE .SS "\fBksh\fR" .sp .LP \fBbreak\fR は、もっとも内側の \fBfor\fR、\fBselect\fR、\fBwhile\fR、または \fBuntil\fR ループを終了するシェルの特殊組み込み関数です。また、\fIn\fR が指定されている場合は、\fIn\fR 番目のループを終了します。ループの次のコマンドから、実行が続行されます。 .sp .LP \fIn\fR が指定されている場合、これは正の整数 (\fB≥1\fR) でなければなりません。処理に含まれるループ数より \fIn\fR が大きい場合には、最後のループが終了します。 .sp .LP \fBcontinue\fR は、シェルの特殊組み込み関数で、もっとも内側の \fBfor\fR、\fBselect\fR、\fBwhile\fR、\fBuntil\fR ループの先頭 (存在する場合)、または \fIn\fR 番目のループの先頭 (n が指定されている場合) で、実行を続行します。 .sp .LP \fIn\fR が指定されている場合、これは正の整数 (\fB≥1\fR) でなければなりません。処理に含まれるループ数より \fIn\fR が大きい場合には、最後のループが使用されます。 .sp .LP このマニュアルページでは、1 つまたは 2 つの \fB+\fR 記号が先頭に付加されている \fBksh\fR(1) コマンドは、特殊な組み込みコマンドであり、次のように処理されます。 .RS +4 .TP 1. コマンドが完了しても、コマンドの直前の変数代入リストは依然として有効です。 .RE .RS +4 .TP 2. 入出力のリダイレクトは変数代入後に行われます。 .RE .RS +4 .TP 3. エラーが発生すると、それを含むスクリプトは中止されます。 .RE .RS +4 .TP 4. 組み込みコマンドは、有効な関数名ではありません。 .RE .RS +4 .TP 5. 変数代入形式で、\fB++\fR から始まるコマンドに続くワードは、変数代入と同一の規則で展開されます。つまり、チルド置換は \fB=\fR 符号のあとに実行され、フィールド分割とファイル名生成は実行されません。 .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBcsh\fR(1), \fBexit\fR(1), \fBksh\fR(1), \fBksh88\fR(1), \fBsh\fR(1), \fBattributes\fR(5)