'\" te .\" Copyright © 2005, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved .\" Copyright 1989 AT&T .TH chkey 1 "2009 年 12 月 10 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 chkey \- ユーザーの Secure RPC 鍵ペアの変更 .SH 形式 .LP .nf \fBchkey\fR [\fB-p\fR] [\fB-s\fR nis | files | ldap] [\fB-m\fR \fI\fR] .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBchkey\fR は、ユーザーの Secure \fBRPC\fR 公開鍵と秘密鍵のペアを変更するために使用されます。\fBchkey\fR は、古い Secure RPC パスワードを要求するプロンプトを出力し、秘密鍵を解読することによりそのパスワードが正しいことを検証します。ユーザーが、\fBkeylogin\fR(1) を使用して秘密鍵を解読し、\fBkeyserv\fR(1M) を使用して秘密鍵を保存する処理をまだ行なっていない場合、\fBchkey\fR は、ローカルの \fBkeyserv\fR(1M) デーモンを使用して秘密鍵を登録します。Secure RPC パスワードがログインパスワードと一致しない場合、\fBchkey\fR はログインパスワードの入力を求めるプロンプトを出力します。\fBchkey\fR は、ログインパスワードを使用して、ユーザーの Diffie-Hellman (192 ビット) 秘密鍵を暗号化します。\fBchkey\fR は、構成された認証メカニズム用に、ほかの Diffie-Hellman 鍵を暗号化することもできます。 .sp .LP \fBchkey\fR は、ログインパスワードと Secure RPC パスワードが同一であることを保証し、パスワードのシャドウ化を可能にします。\fBshadow\fR(4) を参照してください。 .sp .LP 鍵ペアは、\fB/etc/publickey\fR ファイル (\fBpublickey\fR(4) を参照) または \fBNIS\fR \fBpublickey\fR マップに格納できます。新たに生成された秘密鍵は、ローカルの \fBkeyserv\fR(1M) デーモンによって登録されます。 .sp .LP 特別なメカニズムのための鍵は、\fB-m\fR オプションに認証メカニズム名を付けて指定することにより、変更または再暗号化できます。複数の \fB-m\fR オプションを使用すると、1 つまたは複数の鍵を変更できます。 .sp .LP \fBpublickey\fR のソースが \fB-s\fR オプションで指定されていない場合、\fBchkey\fR は、ネームサービススイッチ構成ファイルの \fBpublickey\fR エントリを参照します。\fBnsswitch.conf\fR(4) を参照してください。\fBpublickey\fR エントリがソースを 1 つだけ指定する場合、\fBchkey\fR は、指定されたネームサービスの鍵を変更します。ただし、複数のネームサービスがリストされている場合、\fBchkey\fR は更新するソースを決定できず、エラーメッセージを表示します。ユーザーは、\fB-s\fR オプションを使用してソースを明示的に指定する必要があります。 .sp .LP root 以外のユーザーは、\fBfiles\fR データベース内の各自の鍵ペアを変更できません。 .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-p\fR\fR .ad .RS 18n .rt ユーザーのログインパスワードを使用して既存の秘密鍵を再暗号化します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-s\fR \fBnis\fR\fR .ad .RS 18n .rt \fBNIS\fR データベースを更新します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-s\fR \fBfiles\fR\fR .ad .RS 18n .rt \fBfiles\fR データベースを更新します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-s\fR \fBldap\fR\fR .ad .RS 18n .rt LDAP データベースを更新します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-m\fR\fI \fR\fR .ad .RS 18n .rt 指定したメカニズムの秘密鍵を変更または再暗号化します。 .RE .SH ファイル .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/etc/nsswitch.conf\fR\fR .ad .RS 22n .rt .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/etc/publickey\fR\fR .ad .RS 22n .rt .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBkeylogin\fR(1), \fBkeylogout\fR(1), \fBkeyserv\fR(1M), \fBnewkey\fR(1M), \fBnsswitch.conf\fR(4), \fBpublickey\fR(4), \fBshadow\fR(4), \fBattributes\fR(5)