'\" te .\" Copyright (c) 1996, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved. .\" Copyright 1989 AT&T .TH deroff 1 "1992 年 9 月 14 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 deroff \- nroff/troff、tbl、および eqn 構造体の削除 .SH 形式 .LP .nf \fBderoff\fR [\fB-m\fR [m | s | l]] [\fB-w\fR] [\fB-i\fR] [\fIfilename\fR...] .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBderoff\fR は、各 \fIfilenames\fR を順に読み取り、すべての \fBtroff\fR(1) 要求、マクロ呼び出し、バックスラッシュ構文、\fBeqn\fR(1) 構文 (\fB\&.EQ\fR 行と \fB\fR\fB\&.EN\fR\fB \fR 行の間、および区切り文字の間にある)、および \fBtbl\fR(1) 記述を削除し、それらをスペース (ブランクとブランク行) で置き換えて、ファイルの残りを標準出力に書き込みます。\fBderoff\fR は、インクルードされたファイルのチェーン (\fB\&.so\fR および \fB\&.nx\fR \fBtroff\fR コマンド) に従います。ファイルがすでにインクルードされている場合、そのファイルを指定する \fB\&.so\fR は無視されて、そのファイルを指定する \fB\&.nx\fR は実行を終了します。入力ファイルが指定されていない場合、\fBderoff\fR は標準入力を読み込みます。 .SH オプション .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-m\fR\fR .ad .RS 6n .rt \fB-m\fR オプションの後には、\fBm\fR、\fBs\fR、または \fBl\fR を続けることができます。\fB-mm\fR オプションを使用するとマクロが解釈されて、実行テキストだけが出力されます (つまり、マクロ行からのテキストは出力されません)。\fB-ml\fR オプションは \fB-mm\fR オプションを強制し、\fBmm\fR マクロに対応するリストを削除します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-w\fR\fR .ad .RS 6n .rt \fB-w\fR オプションが指定されている場合、出力はワードリストです。1 行ごとに 1 ワードが示され、他の文字はすべて削除されます。そうでない場合、出力は元のものに従い、前述のとおり削除されます。テキスト中の「ワード」は、少なくとも 2 つの文字を含み、英字、数字、アンパサント (\fB&\fR)、およびアポストロフィ (\fB\&'\fR) からなる任意の文字列です。一方、マクロ呼び出しでは、「ワード」は少なくとも 2 文字から始まり、合計で 3 文字以上の文字列です。\fI\fR\fI\fR区切り文字は、英字、数字、アポストロフィ、およびアンパサント以外の任意の文字です。末尾のアポストロフィとアンパサントは、「ワード」から削除されます。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-i\fR\fR .ad .RS 6n .rt \fBderoff\fR に \fB\&.so\fR および \fB\&.nx\fR コマンドを無視させます。\fB-\fR .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件text/doctools .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBeqn\fR(1), \fBnroff\fR(1), \fBtbl\fR(1), \fBtroff\fR(1), \fBattributes\fR(5) .SH 注意事項 .sp .LP \fBderoff\fR は、完全な \fBtroff\fR インタプリタではないため、微妙な構文では混乱が生じることがあります。そのような場合、構文中の実際の問題を示すよりも多くのエラーメッセージ出力されます。 .sp .LP \fB-ml\fR オプションは、入れ子構造になっているリストを正しく処理できません。