'\" te .\" Copyright (c) 2009, 2011, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. .TH eject 1 "2011 年 7 月 7 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 eject \- ドライブからの媒体 (CD-ROM など) の取り出し .SH 形式 .LP .nf \fBeject\fR [\fB-dflqt\fR] [ [\fIdevice\fR | \fInickname\fR]] .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBeject\fR ユーティリティーは、手動取り出しボタンを備えていない、またはマウント済みなどの理由でロックされている可能性のある、リムーバブルメディアのデバイスに対して使用します。デバイスの指定には、名前やニックネームを使用できます。デバイスが指定されていない場合は、デフォルトデバイスが使用されます。 .sp .LP このコマンドに応答するのは、プログラム制御下で \fBeject\fR コマンドをサポートしているデバイスだけです。 .sp .LP 手動でのみ取り出すことができるメディアで \fBeject\fR コマンドを実行すると、メディアの取り出し以外のすべての作業が行われます。たとえば、ファイルシステムがマウントされていれば、そのファイルシステムはアンマウントされます。この場合、\fBeject\fR は、手動でメディアを取り出す準備ができたことを知らせるメッセージを表示します。 .sp .LP マウントされているファイルシステムが存在するデバイスからメディアを物理的に取り出してはなりません。\fBeject\fR はデバイスにマウントされているファイルシステムを自動的に検出し、メディアを取り出す前にファイルシステムをマウント解除しようとします。\fBmount\fR(1M) を参照してください。アンマウントが失敗した場合、\fBeject\fR は警告メッセージを出力して終了します。デバイスにマウント済みパーティションが含まれている場合でも、\fB-f\fR を使用するとイジェクトを指定できます。 .sp .LP デバイスのフロントパネルの物理メディア取り出しボタンを押しても、対応するドライブに対して \fBeject\fR を呼び出すのと同じ効果があります。すべてのドライブにこの機能があるわけではありません。 .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-d\fR\fR .ad .RS 6n .rt デフォルトで取り出されるデバイス名を表示します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-f\fR\fR .ad .RS 6n .rt デバイスがビジー状態の場合でも取り出しを強制的に実行します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-l\fR\fR .ad .RS 6n .rt 取り出し可能なデバイスのパスとニックネームを表示します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-q\fR\fR .ad .RS 6n .rt メディアが存在するかどうかを照会します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-t\fR\fR .ad .RS 6n .rt ドライブに CD-ROM トレイを閉じるコマンドを発行します。 .sp すべてのデバイスがこのコマンドをサポートしているわけではありません。 .RE .SH オペランド .sp .LP 次のオペランドがサポートされています。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIdevice\fR\fR .ad .RS 12n .rt \fBeject\fR の実行対象となるデバイスを \fB/dev\fR ディレクトリ中のデバイス名で指定します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fInickname\fR\fR .ad .RS 12n .rt \fBeject\fR の実行対象となるデバイスを、eject が認識できるニックネームで指定します。 .sp ニックネームにはボリュームラベルやデバイスタイプ (\fBcdrom\fR など) を使用できます。 .RE .SH 使用例 .LP \fB例 1 \fRメディアを取り出す .sp .LP 次の例では、ボリュームラベルを指定してメディアを取り出します。 .sp .in +2 .nf example> \fBeject \&'My Pictures\&'\fR .fi .in -2 .sp .SH 終了ステータス .sp .LP 次の終了ステータスが返されます。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB0\fR\fR .ad .RS 5n .rt 操作が正常に終了した、あるいは、\fB-q\fR オプションを指定した場合にはメディアがドライブに入っていた。\fI\fR .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB1\fR\fR .ad .RS 5n .rt 操作が失敗しました。あるいは、\fB-q\fR オプションを指定した場合にはメディアがドライブに入っていなかった。\fI\fR .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB2\fR\fR .ad .RS 5n .rt 無効なオプションが指定されました。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB3\fR\fR .ad .RS 5n .rt \fBioctl()\fR 要求が失敗しました。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB4\fR\fR .ad .RS 5n .rt 手動でメディアを取り出す準備ができた。 .RE .SH ファイル .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/dev/sr0\fR\fR .ad .RS 12n .rt デフォルトの \fBCD-ROM\fR ファイル (将来のリリースでは削除される予定) .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBvolcheck\fR(1), \fBmount\fR(1M), \fBrmmount\fR(1M), \fBioctl\fR(2), \fBattributes\fR(5)