'\" te
.\" Copyright 1989 AT&T
.\" Copyright (c) 2006, 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
.TH gcore 1 "2015 年 5 月 11 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
gcore \- 実行中のプロセスのコアイメージを取得する
.SH 形式
.LP
.nf
\fBgcore\fR [\fB-pgF\fR] [\fB-o\fR \fIfilename\fR] [\fB-c\fR \fIcontent\fR] \fIprocess-id\fR...
.fi

.SH 機能説明
.sp
.LP
\fBgcore\fR ユーティリティーは、指定した各プロセスのコアイメージを作成します。デフォルトでは、プロセス \fBID\fR が \fIprocess-id\fR のプロセスのコアイメージファイルは、\fBcore.\fR\fIprocess-id\fR という名前になります。
.SH オプション
.sp
.LP
サポートしているオプションは、次のとおりです。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-c\fR \fIcontent\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
指定したコンテンツを使用してコアイメージファイルを生成します。コンテンツの記述では、\fBcoreadm\fR(1M) のトークンと同じトークンを使用します。\fB-c\fR オプションは、\fB-p\fR または \fB-g\fR フラグによって生成されるコアには適用されません。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-F\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
強制。別のプロセスが制御していても、ターゲットプロセスを捕捉します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-g\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
\fBcoreadm\fR(1M) によって構成されたとおりに、大域コンテンツを使用してコアイメージファイルを大域コアファイルリポジトリ内に生成します。ユーザーが大域コアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、コマンドは失敗します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB\fR\fB-o\fR \fIfilename\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
コアイメージファイル名の最初の部分の \fBcore\fR を \fIfilename\fR に置き換えます。\fIfilename\fR には、\fBcoreadm\fR(1M) のパスと同じ拡張トークンを含めることができます。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-p\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
\fBcoreadm\fR(1M) によって構成されたとおりに、プロセス固有のコンテンツを使用して、プロセス固有の場所にコアイメージファイルを生成します。ユーザーがプロセスごとのコアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、このコマンドは失敗します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-P\fR\fR
.ad
.RS 15n
.rt  
デフォルトで、\fBgcore\fR は\fBmemcntl\fR(2) を使用して行われたプルーニング要求を考慮し、現在プロセスのアドレス空間でアクティブになっています。そのようなプロセスで \fBgcore\fR の使用中にこのフラグを指定すると、プロセスのコアのダンプ中にアクティブなプルーニング要求が無視されることがあります。
.RE

.SH オペランド
.sp
.LP
次のオペランドを指定できます。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fIprocess-id\fR\fR
.ad
.RS 14n
.rt  
プロセス \fBID\fR
.RE

.SH 使用法
.sp
.LP
\fB-F\fR フラグを使用するときは注意してください。2 つの制御プロセスを 1 つの犠牲プロセスに課すと混乱することがあります。プライマリ制御プロセス (通常はデバッガ) が犠牲プロセスを停止しており、プライマリ制御プロセスが当該の \fBproc\fR ツールの適用時に何も実行していない場合のみ、安全性が確保されます。
.SH 終了ステータス
.sp
.LP
次の終了ステータスが返されます。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB0\fR\fR
.ad
.RS 12n
.rt  
成功の場合。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB0 以外\fR
.ad
.RS 12n
.rt  
失敗した場合 (存在しないプロセス \fBID\fR など)。
.RE

.SH ファイル
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB\fR\fBcore.\fR\fB\fIprocess-id\fR\fR\fR
.ad
.RS 19n
.rt  
コアイメージ
.RE

.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp

.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i) 
lw(2.75i) |lw(2.75i) 
.
属性タイプ属性値
_
使用条件system/core-os
_
インタフェースの安定性下記を参照。
.TE

.sp
.LP
コマンドの構文は「確実」です。出力形式は「不確実」です。
.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBkill\fR(1)、\fBcoreadm\fR(1M)、\fBsetrlimit\fR(2)、\fBcore\fR(4)、\fBproc\fR(4)、\fBattributes\fR(5)、\fBmemcntl\fR(2)
.SH 注意事項
.sp
.LP
\fBgcore\fR は、\fBRLIMIT_CORE\fR 値を使用した \fBsetrlimit\fR(2) システムコールによる影響を受けません。