'\" te
.\" Copyright 1989 AT&T
.\" Copyright (c) 2004, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved
.TH ipcrm 1 "2004 年 1 月 9 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
ipcrm \- メッセージキュー、セマフォーセット、または共有メモリー ID の削除
.SH 形式
.LP
.nf
\fBipcrm\fR [\fB-z\fR \fIzone\fR] [\fB-m\fR \fIshmid\fR] [\fB-q\fR \fImsqid\fR] [\fB-s\fR \fIsemid\fR] 
     [\fB-M\fR \fIshmkey\fR] [\fB-Q\fR \fImsgkey\fR] [\fB-S\fR \fIsemkey\fR]
.fi

.SH 機能説明
.sp
.LP
\fBipcrm\fR は、1 つ以上のメッセージ、セマフォー、または共有メモリー識別子を削除します。
.SH オプション
.sp
.LP
次のオプションがサポートされています。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-z\fR \fIzone\fR\fR
.ad
.RS 11n
.rt  
ほかのオプションで指定された鍵は、指定されたゾーン内の機能を示しています (\fBzones\fR(5) を参照)。デフォルトは、このコマンドが実行されているゾーンです。このオプションは、コマンドが大域ゾーンで実行されている場合にのみ役立ちます。
.RE

.sp
.LP
これらの識別子は、次のオプションで指定されます。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-m\fR \fIshmid\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムから共有メモリー識別子 \fIshmid\fR を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-q\fR \fImsqid\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムからメッセージキュー識別子 \fImsqid\fR を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-s\fR \fIsemid\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムからセマフォー識別子 \fIsemid\fR を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-M\fR \fIshmkey\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムから、鍵 \fIshmkey\fR を使用して作成された共有メモリー識別子を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-Q\fR \fImsgkey\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムから、鍵 \fImsgkey\fR を使用して作成されたメッセージキュー識別子を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB-S\fR \fIsemkey\fR\fR
.ad
.RS 13n
.rt  
システムから、鍵 \fIsemkey\fR を使用して作成されたセマフォー識別子を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
.RE

.sp
.LP
削除の詳細は、\fBmsgctl\fR(2)、\fBshmctl\fR(2)、および \fBsemctl\fR(2) で説明されています。識別子と鍵を検索するには、\fBipcs\fR コマンドを使用します。
.SH 環境
.sp
.LP
\fBipcrm\fR の実行に影響を与える環境変数 \fBLANG\fR、\fBLC_ALL\fR、\fBLC_CTYPE\fR、\fBLC_MESSAGES\fR、および \fBNLSPATH\fR については、\fBenviron\fR(5) を参照してください。
.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp

.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i) 
lw(2.75i) |lw(2.75i) 
.
属性タイプ属性値
_
使用条件system/core-os
_
インタフェースの安定性確実
_
標準T{
\fBstandards\fR(5) を参照してください。
T}
.TE

.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBipcs\fR(1), \fBmsgctl\fR(2), \fBmsgget\fR(2), \fBmsgrcv\fR(2), \fBmsgsnd\fR(2), \fBsemctl\fR(2), \fBsemget\fR(2), \fBsemop\fR(2), \fBshmctl\fR(2), \fBshmget\fR(2), \fBshmop\fR(2), \fBattributes\fR(5), \fBenviron\fR(5), \fBstandards\fR(5), \fBzones\fR(5)