'\" te .\" Copyright 1987, 1989 by the Student Information Processing Board of the Massachusetts Institute of Technology. コピーや配布の情報については、ファイル kerberosv5/mit-sipb-copyright.h を参照してください。 .\" Portions Copyright (c) 2004, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved .TH kdestroy 1 "2004 年 4 月 30 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 kdestroy \- Kerberos チケットの破棄 .SH 形式 .LP .nf \fB/usr/bin/kdestroy\fR [\fB-q\fR] [\fB-c\fR \fIcache_name\fR] .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBkdestroy\fR ユーティリティーは、ユーザーのアクティブな Kerberos 承認チケットを含む指定された資格キャッシュに 0 を書き込むことによって、それらのチケットを破棄します。資格キャッシュが指定されていない場合は、デフォルトの資格キャッシュが破棄されます。資格キャッシュが存在しない場合、\fBkdestroy\fR は、その影響に対するメッセージを表示します。 .sp .LP キャッシュを上書きしたあと、\fBkdestroy\fR はシステムからキャッシュを削除します。このユーティリティーは、操作の成功または失敗を示すメッセージを表示します。キャッシュを破棄できない場合、\fBkdestroy\fR は、端末のビープ音を鳴らすことによってユーザーに警告します。 .sp .LP 必要に応じて、ログアウトしたらチケットが自動的に破棄されるように \fBkdestroy\fR コマンドを \fB\&.logout\fR ファイル内に配置できます。 .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-c\fR \fIcache_name\fR\fR .ad .RS 17n .rt \fIcache_name\fR は、資格 (チケット) のキャッシュ名および場所として使用します。このオプションが使用されていない場合は、デフォルトのキャッシュ名および場所が使用されます。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-q\fR\fR .ad .RS 17n .rt 何も出力せずに実行されます。\fBkdestroy\fR がチケットの破棄に失敗した場合、端末のビープ音は鳴りません。 .RE .SH 環境 .sp .LP \fBkdestroy\fR は、次の環境変数を使用します。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBKRB5CCNAME\fR\fR .ad .RS 14n .rt 資格 (チケット) のキャッシュの場所。構文および詳細については、\fBkrb5envvar\fR(5) を参照してください。 .RE .SH ファイル .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/tmp/krb5cc_\fIuid\fR\fR\fR .ad .RS 19n .rt デフォルトの資格キャッシュ (\fIuid\fR は、ユーザーの 10 進数の \fBUID\fR です)。 .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件service/security/kerberos-5 _ インタフェースの安定性確実 _ コマンド引数確実 _ コマンド出力不確実 .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBkinit\fR(1), \fBklist\fR(1), \fBattributes\fR(5), \fBkerberos\fR(5), \fBkrb5envvar\fR(5) .SH 使用上の留意点 .sp .LP 指定された資格キャッシュ内のチケットのみが破棄されます。ルートインスタンスとパスワード変更のチケットを保持するために、個別のチケットキャッシュが使用されます。これらのファイルも、おそらく破棄するべきです。または、ユーザーのチケットをすべて 1 つの資格キャッシュ内に保持するべきです。