'\" te .\" Copyright (c) 2000, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved. .TH lastcomm 1 "2000 年 1 月 10 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 lastcomm \- 最後に実行されたコマンドの逆順での表示 .SH 形式 .LP .nf \fBlastcomm\fR [\fB-f\fR \fIfile\fR] [\fB-x\fR] [\fIcommand-name\fR] ... [\fIuser-name\fR] ... [\fIterminal-name\fR] ... .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBlastcomm\fR コマンドは、以前に実行されたコマンドの情報を取得します。\fBlastcomm\fR に引数を指定しないと、現在のアカウンティングファイルの有効期間中に記録されたすべてのコマンドに関する情報が表示されます。引数を指定して呼び出した場合、\fBlastcomm\fR は一致する \fIcommand-name\fR、\fIuser-name\fR、または \fIterminal-name\fR のアカウンティングエントリのみを表示します。拡張プロセスアカウンティングがアクティブで (\fBacctadm\fR(1M) を参照)、該当するデータ項目が記録されている場合、\fBlastcomm\fR は現在の拡張プロセスアカウンティングファイルからデータを取得しようとします。標準プロセスアカウンティングがアクティブである場合、\fBlastcomm\fR は現在の標準アカウンティングファイルからデータを取得します (\fBacct\fR(2) を参照)。 .sp .LP \fIterminal-name\fR が `\fB- -\fR' である場合は、プロセスに制御 \fBTTY\fR がなかったことを示します。プロセスがブート時に実行された可能性があります。\fIterminal-name\fR が `\fB??\fR' である場合は、制御 \fBTTY\fR を出力可能な名前に復号化できなかったことを示します。 .sp .LP 各プロセスエントリについて、\fBlastcomm\fR は次の項目の情報を表示します。 .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o プロセスを呼び出したコマンドの名前。 .RE .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o プロセスに関する特別な情報を示す 1 つ以上のフラグ。フラグの意味は次のとおりです。 .RS .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBF\fR\fR .ad .RS 5n .rt プロセスは \fBfork\fR を実行しましたが \fBexec\fR は実行していません。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBS\fR\fR .ad .RS 5n .rt プロセスはセットユーザー ID プログラムとして実行されました。 .RE .RE .RE .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o プロセスを実行したユーザーの名前。 .RE .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o 実行時にユーザーがログインしていた端末 (該当する場合)。 .RE .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o プロセスによって使用された \fBCPU\fR 時間 (秒単位)。 .RE .RS +4 .TP .ie t \(bu .el o プロセスが終了した日付と時間。 .RE .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-f\fR \fIfile\fR\fR .ad .RS 11n .rt \fIfile\fR はアカウンティングデータのソースとして使用します。\fIfile\fR には、拡張プロセスアカウンティングファイルまたは標準プロセスアカウンティングファイルを指定できます。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-x\fR\fR .ad .RS 11n .rt 現在アクティブな拡張プロセスアカウンティングファイルを使用します。拡張プロセスアカウンティングがアクティブではない場合、出力は生成されません。 .RE .SH 使用例 .LP \fB例 1 \fR指定されたコマンドの実行のリスト表示 .sp .LP コマンド .sp .in +2 .nf example% \fBlastcomm a.out root term/01\fR .fi .in -2 .sp .sp .LP ユーザー \fBroot\fR が端末 \fBterm/01\fR を使用して実行した \fBa.out\fR というコマンドのすべての実行のリストを生成します。 .LP \fB例 2 \fRすべてのユーザーコマンドのリスト表示 .sp .LP コマンド .sp .in +2 .nf example% \fBlastcomm root\fR .fi .in -2 .sp .sp .LP ユーザー \fBroot\fR が実行したすべてのコマンドのリストを生成します。 .SH ファイル .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/var/adm/pacct\fR\fR .ad .RS 24n .rt 標準アカウンティングファイル .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/var/adm/exacct/proc\fR\fR .ad .RS 24n .rt 拡張アカウンティングファイル .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBlast\fR(1)、\fBacctadm\fR(1M)、\fBacct\fR(2)、\fBacct.h\fR(3HEAD)、\fBcore\fR(4)、\fBattributes\fR(5)