'\" te .\" Copyright (c) 2006, Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved .TH pargs 1 "2006 年 6 月 19 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 pargs \- プロセス引数、環境変数、または補助ベクトルの表示 .SH 形式 .LP .nf \fBpargs\fR [\fB-aceFlx\fR] [\fIpid\fR | \fIcore\fR]... .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBpargs\fR ユーティリティーは、ターゲットプロセスまたはプロセスコアファイルを検査して、引数、環境変数と値、またはプロセス補助ベクトルを表示します。 .sp .LP \fBpargs\fR は、表示できない文字をエスケープ 8 進数として、\fB\\fR\fIxxx\fR の形式で出力します。ただし、その文字が \fBformats\fR(5) の「\fBEscape Sequences\fR」のセクションで指定されているいずれかの文字である場合は、そのセクションで指定されているとおりに表示します。 .sp .LP \fBpargs\fR は、ターゲットプロセスのロケールに応じて動作しようとします。ターゲットプロセスと \fBpargs\fR プロセスが共通の文字エンコーディングを共有していない場合、\fBpargs\fR は \fBiconv\fR(3C) 機能を使用して、抽出された文字列を表示可能な形式で生成しようとします。そのような変換が不可能な場合、文字列は 7 ビット \fBASCII\fR で表示されます。 .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-a\fR\fR .ad .RS 6n .rt \fBargv[]\fR に含まれているプロセス引数を表示します (デフォルト)。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-c\fR\fR .ad .RS 6n .rt ターゲットのロケールに関係なく、ターゲットプロセス内の文字列を 7 ビット \fBASCII\fR でエンコードされた文字列と同様に処理します。\fBiconv\fR(3C) の使用は無効になります。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-e\fR\fR .ad .RS 6n .rt \fB_environ\fR シンボル、または \fB/proc/\fIpid\fR/psinfo\fR の \fBpr_envp\fR によって指定される、プロセスの環境変数と値を表示します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-F\fR\fR .ad .RS 6n .rt 強制。別のプロセスが制御していても、ターゲットプロセスを捕捉します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-l\fR\fR .ad .RS 6n .rt 引数を単一のコマンド行で表示します。コマンド行は、\fB/bin/sh\fR による解釈に適した方法で表示されます。引数の中に表示できない文字が含まれている場合、またはターゲットプロセスが別のロケールを使用している場合は、警告メッセージが表示されます。結果として表示されるコマンド行は、\fB/bin/sh\fR によって正しく解釈されない場合があります。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-x\fR\fR .ad .RS 6n .rt プロセス補助ベクトルを表示します。 .RE .SH オペランド .sp .LP 次のオペランドがサポートされています。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIpid\fR \fR .ad .RS 8n .rt プロセス \fBID\fR リスト。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIcore\fR\fR .ad .RS 8n .rt プロセスコアファイル。 .RE .SH 使用法 .sp .LP \fB-F\fR フラグを使用するときは注意してください。2 つの制御プロセスを 1 つの犠牲プロセスに課すと混乱することがあります。プライマリ制御プロセス (通常はデバッガ) が犠牲プロセスを停止しており、プライマリ制御プロセスが当該の \fBproc\fR ツールの適用時に何も実行していない場合のみ、安全性が確保されます。 .SH 終了ステータス .sp .LP 次の終了ステータスが返されます。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB0\fR\fR .ad .RS 12n .rt 正常終了。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB0 以外\fR .ad .RS 12n .rt エラーが発生した (該当するプロセスがない、アクセス権が拒否された、オプションが無効など)。 .RE .SH ファイル .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB/proc/pid/*\fR\fR .ad .RS 15n .rt プロセス情報および制御ファイル。 .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os _ インタフェースの安定性確実 .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBproc\fR(1), \fBiconv\fR(3C), \fBproc\fR(4), \fBascii\fR(5), \fBattributes\fR(5), \fBenviron\fR(5), \fBformats\fR(5)