'\" te .\" Copyright (c) 2001, 2011, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. .TH roles 1 "2011 年 7 月 5 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 roles \- ユーザーに許可された役割を表示する .SH 形式 .LP .nf \fBroles\fR [ \fIuser\fR ]... .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBroles\fR コマンドは、自分または任意指定のユーザーに許可されている役割を標準出力に書き込みます。役割は、実際のユーザー (通常ユーザーと呼ばれる) ではなく、機能的な責任に対応する特殊なアカウントです。 .sp .LP 各ユーザーはゼロ以上の役割を持つことができます。役割には通常ユーザーのほとんどの属性が含まれ、\fBpasswd\fR(4) および \fBshadow\fR(4) では通常のユーザーと同様に識別されます。各役割には、\fBuser_attr\fR(4) ファイルのエントリが必要です。このエントリによって役割として識別されます。役割には、独自の承認とプロファイルを指定できます。\fBauths\fR(1) および \fBprofiles\fR(1) を参照してください。 .sp .LP 役割には、プライマリ的なユーザーとしてシステムにログインすることが許可されません。ユーザーが自分自身としてログインしてから、役割を引き受ける必要があります。役割のアクションは通常ユーザーに起因します。監査が有効の場合、監査される役割のイベントには、役割を引き受けた元のユーザーの監査 \fBID\fR が含まれます。 .sp .LP 役割が役割自身またはほかの役割を引き受けることはできません。役割は階層型ではありません。ただし、権利プロファイル (\fBprof_attr\fR(4) を参照) は階層型で、階層型の役割と同じ効果を得るために使用できます。 .sp .LP 役割の引き受けは、\fBsu\fR(1M)、\fBssh\fR(1)、または \fBPAM_AUSER\fR 変数をサポートするその他のサービスを使用して実行できます。引き受けが成功するには、役割の認証とメンバーシップの両方が必要です。役割の認証では、その役割の \fBuser_attr\fR(4) エントリにおける \fBroleauth\fR プロパティーの設定に応じて、ユーザーのパスワードと役割のパスワードのどちらかを要求できます。デフォルトでは、役割のパスワードが要求されます。通常、役割にはプロファイルシェルが割り当てられます。 慣例により、プロファイルシェルは、たとえば \fBpfbash\fR のように、標準のシェルの名前の前に \fBpf\fR を付けて指定されます。役割の割り当ては、\fBuser_attr\fR(4) で指定されます。 .SH 使用例 .LP \fB例 1 \fR出力例 .sp .LP \fBroles\fR コマンドの出力の形式は次のとおりです。 .sp .in +2 .nf example% \fBroles tester01 tester02\fRtester01 : admin tester02 : secadmin, root example% .fi .in -2 .sp .SH 終了ステータス .sp .LP 次の終了ステータスが返されます。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB0\fR\fR .ad .RS 5n .rt 正常終了。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB1\fR\fR .ad .RS 5n .rt エラーが発生した。 .RE .SH ファイル .sp .LP \fB/etc/user_attr\fR .sp .LP \fB/etc/security/auth_attr\fR .sp .LP \fB/etc/security/prof_attr\fR .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBauths\fR(1), \fBpfexec\fR(1), \fBprofiles\fR(1), \fBrlogin\fR(1), \fBssh\fR(1), \fBsu\fR(1M), \fBauth_attr\fR(4), \fBpasswd\fR(4), \fBprof_attr\fR(4), \fBshadow\fR(4), \fBuser_attr\fR(4), \fBattributes\fR(5)