'\" te .\" Copyright (c) 2011, 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved. .TH in.dlmpd 1M "2015 年 9 月 24 日" "SunOS 5.11" "システム管理コマンド" .SH 名前 in.dlmpd \- DLMP アグリゲーションプローブデーモン .SH 形式 .LP .nf \fB/usr/lib/inet/in.dlmpd\fR .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBin.dlmpd\fR デーモンは、DLMP モードアグリゲーションに関するプローブベースの障害および修復検出を実行します。 .sp .LP プローブベースの障害および修復検出は、管理者がアグリゲーションの \fBprobe-ip\fR リンクプロパティーを構成するまで開始されません。それまでは、特定のアグリゲーションでの基本となるポートの健全性はそのポートのリンク状態にのみ依存します。 .sp .LP \fBprobe-ip\fR リンクプロパティーは、発信元アドレスとオプションのターゲットアドレスのリストを構成します。このリストの IP アドレスが (plumb されたプライマリまたは VNIC として) 構成されている場合、それらは in.dlmpd で ICMP プローブとして使用されます。IPv4 と IPv6 の両方がサポートされます。ただし、\fBin.dlmpd\fR はリンクローカルでない IPv6 アドレスを無視します。 .sp .LP DLMP アグリゲーション内では、\fBprobe-ip\fR 構成に一致する各発信元 IP アドレスが基本となるポートに関連付けられます。各発信元 IP アドレスのインバウンドおよびアウトバウンドトラフィック (ICMP プローブとその ack を含む) は、このポート経由で送受信されます。\fBin.dlmpd\fR デーモンは、構成されたターゲットに宛てたユニキャスト ICMP パケットを定期的に送出します。ターゲットが構成されていない場合、\fBin.dlmpd\fR は最初に特定の発信元 IP アドレスを含む ICMP マルチキャストパケットを送出してターゲットを検出します。\fBin.dlmpd\fR デーモンは、肯定応答または ICMP ack をモニターして、発信元 IP アドレスが関連付けられているポートの健全性を判定できます。特定のポートのターゲットがすべて到達不能になった場合、そのポートは「ICMP failed」として主張されます。ICMP プローブでそのポートから少なくとも 1 つのターゲットが到達可能である場合、そのポートは「ICMP active」としてマークされます。 .sp .LP \fBprobe-ip\fR リンクプロパティーの構成方法や、構成された発信元 IP アドレスのアグリゲーションポート間での関連付けの方法によっては、構成されたどの \fBprobe-ip\fR 発信元 IP アドレスにも関連付けられていないポートが存在することがあります。 .sp .LP これらのポートの健全性は、推移的プローブと呼ばれる別のプローブメカニズムによって決定されます。\fBin.dlmpd\fR デーモンは、「ICMP active」ポートと ICMP プローブを実行していないポートの間で定期的に独自のレイヤー 2 プローブを送受信します。ポートがいずれかの「ICMP active」ポートに到達できる場合、そのポートは「ICMP active」ポートと同じ「島」にあると主張され、同様にアクティブであると見なされます。これは「L2 active」と呼ばれます。 .sp .LP ポートは、「ICMP active」でも「L2 active」でもない場合に「failed」と言われます。「ICMP active」または「L2 active」のどちらかである場合に「active」である (つまり、回復した) と言われます。 .sp .LP すべての基本ポートが「failed」状態である場合は、\fBin.dlmpd\fR デーモンによっていずれかの基本ポートがラウンドロビン方式で「ICMP prober」に指定され、潜在的な復旧を検出します。すべての ICMP プローブがこのポートのみを経由して送信されます。推移的プローブは従来どおり存続します。「ICMP prober」が ICMP プローブの成功を検出すると、そのポートはその島にあるほかのすべてのポートとともに「active」になります。 .SS "SMF による管理" .sp .LP \fBin.dlmpd\fR デーモンサービスは、サービス管理機能 (\fBsmf\fR(5)) によってサービス識別子の下で管理されます。 .sp .in +2 .nf svc:/network/dlmp:default .fi .in -2 .sp .sp .LP このサービスは、DLMP アグリゲーションが作成されると必要に応じて自動的に有効になり、使用中の DLMP アグリゲーションがない場合は無効になります。そのため、このサービスに対する管理アクション (サービスの有効化や無効化など) は、DLMP アグリゲーション構成の現在のステータスに基づいてあとで適宜変更される可能性があります。 .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBdladm\fR(1M), \fBdlstat\fR(1M), \fBsvcadm\fR(1M), \fBattributes\fR(5), \fBsmf\fR(5), \fBicmp\fR(7P), \fBicmp6\fR(7P)